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気管にできた腺様嚢胞癌と闘う母の記録

納得した上で放射線治療を選択!


2018.2.7(水)つづき


PM3:00

母、ICUからベッドごと移動してCT検査へ。

放射線治療をするにあたって、どの位置に照射するか位置を決める為のCT検査だそう。


移動のため、人工呼吸器を一時的に簡易のもの(手動?)に切り替えたので、先生や看護師さんにもちょっと緊張感が走る。

人工呼吸器をつけたまま移動って、普段あまりないみたい。



そんな緊張感の中、ひっさしぶりにICUから出られた母は、ベッドの上から院内をキョロキョロ見てちょっと楽しそう。

で、興奮して咳込み むせる、という悪循環を起こす。

(CT検査室に辿り着く前に一度途中で痰を吸引してもらった)


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母がCT検査してる間に、父と私は放射線科の先生と面談。

とっても気さくな感じの話しやすそうな先生。


最初に私が

『陽子線治療をやりたくてこの病院に転院してきたんですが。。。』

と、ちょっと不安そうに聞いたら、


『そうでしたよね!そうでしたよね!今説明しますからね!』

と、説明の用紙の余白に、絵を描きながら、実際にジェスチャーまじえながら、分かりやすく説明していただいた。



陽子線と放射線(X線)の違いは、大きく言うと、違いという違いは さほどない。

違いは照射される範囲の問題。

陽子線は体(照射部位)をマスクで固定した状態で、その腫瘍の部分にピンポイントで照射する感じ。

X線は腫瘍の向こう側まで照射範囲が広がる感じ。

陽子線治療をするには、ピンポイントで照射させる為、その人に合わせたマスクを作成しないといけない。

今の母の状態から考えると、マスクを作成して1週間後から陽子線治療を開始するのと、明日から放射線治療(X線)するのとでは、呼吸状態その他のリスクなどを考えると、陽子線より放射線(X線)の方がいい、というか大差はないと考える。


とのこと。



先生からの説明を、こうして文字だけで書くと分かりにくいかもしれないけれど、

実際に説明を受けて、説明が分かりやすいっていう以上に、『この先生が言うなら大丈夫かもしれない!』っていう、根拠はないけどそんな気がした。

一緒に聞いた父も同じように思ったみたい。


『できる限り最善を尽くしますので!』と力強い言葉で言っていただいて、私と父も納得した上で『よろしくお願いしますっ!』と頭を下げた。



さっそく明日から放射線治療開始。

1回量2グレイを 平日週5回、7週間。

全35回照射。

総線量 70グレイ。


先生の経験上、照射2週間くらいで腫瘍に効果が出て、人工呼吸器をはずしても大丈夫な状態になるだろう、とのこと。


副作用としては、だいたい2週間目ぐらいから食道のあたりにただれたような痛みを感じるが、終了後は治るのでそこだけ乗り切れば大丈夫。

あまり酷くないといいな。

陽子線だったらピンポイントであてるから、こういう副作用がないのが高齢者には特にメリットだったんだけどな。




そうそう、

母が文字盤で示した『ぜ・ん・て・き』

『全摘』についても聞いてみた。


先生の答えは、

声帯ごと切除するという選択肢は、ない。

気管内の腫瘍は削り取れているし、手術しても結局放射線治療をするので、それなら放射線治療をしたほうが良い。

5年10年経って、また同じ場所にガンが発生したら、その時手術を考えてもよい。

それもあり、とのこと。


放射線治療後に手術すると気管がつきにくいという話を聞いたので、それも質問したら、

そういう可能性もあるが、そうなった場合は気管に穴を開けて呼吸をするという処置もあるから、そうなった時に考えればよい。

まずは今できる最善策を考えましょう、と。



最初に入院した病院では、

切除するなら『声帯ごと切除』しかなかったのにな。

ほんとに、行く病院によって選択肢も変わるし、運命だって変わってしまう。

どっちがよかったかなんて、あとあとになってみないと分からないかもだけど、現時点ではこの病院に転院できたことで母の運命は変わったのかもって思う。



陽子線治療をする為にこのがんセンターに転院して、でも結局は陽子線治療ではなく放射線(X線)治療をすることになったけれど、

硬性気管支鏡という術式で、気管内の腫瘍を取り除いてもらえたんだもんね!


よし、この流れに乗って 明日からの放射線治療も頑張って乗り越えよう!


by necorin29 | 2018-03-03 20:06 | Comments(0)